chako2

2020年9月14日2 分

Finovate Fall 一日目

今週はフィンテックの、例年の大きなイベントの1つであるFinovateFallが四日間にわたってオンラインで開催されており、結構真面目に聞いています。

リアルでなくオンラインだと臨場感がわかないところはもちろんあるのだが、結構、短い期間にオンラインに対応してうまく作ってあるなと思う。コロナ対応のロックダウンが始まって約6ヶ月、急遽色々なイベント主催者はリアルからオンラインへと変更せざるを得なかったのだが、初期の頃の、「なんとかそのままビデオにしただけ」のイベントに比べ、今回、「オンラインならではの良さ」を開拓してある、と感じた。

とにかくカリフォルニアからニューヨークまで、大陸を渡って6時間のフライトでに行かなくて良いのはありがたい限りである。

例年の日のFinovateでデモを行う会社は約60社位あるのだが、今年は25社前後。さすがにやはりちょっと寂しい気がするが、一方例年のデモが7分だけなのに対し今回は1社10分で少し多めに時間を取り、内容がより深くわかるようになっている。

それ以外に今回むしろオンラインの方が良いこともあるなと思ったのがでも企業ごとの「エキスポホール」である。デモで見た会社のことをもっと調べたい場合に、Expo Hallというリンクがあり、ここに行くと出店企業ごとにのもっと詳しいデモ、リソースの欄にはホワイトペーパーや他社のケーススタディーなどいろいろダウンロードできる。そして実際にその企業とコンタクトしたければ今回、Finovateに参加している社員にコンタクトし、ミーティングを申し込むことも出来る。

デモ企業のオンライン「展示場」

矢印部分からいろいろな資料がダウンロードできる

まさに、オンラインならではの「多方面」コンタクト作戦、を上手く使っていると感じました。

これが従来のリアルの会議だと休憩時間にブースに見に行くのだが、人気のある会社だと長い列ができていたり(で、そういうのに限って数人前に、質問でなくながーーい雑談をしてる人がいたり)、デモも説明も人垣の後ろからちょっこっと見られるだけ。

というわけで、米国のイベントも「遠くて近く」なりつつある。後は時差だけ(と、英語力?)が問題ですね。

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