Chako
2018年4月30日2 分
先週、Keiretsu Forumが主催するAngel Capital Expoという、アーリーステージのスタートアップのプレゼンにエンジェル投資家が参加するイベントに出席してきました。
Keiretsu Forumはシリコンバレーの、いわゆるエンジェル投資家のグループとしては草分けで、2000年に発足、現在では世界中に53の支部があり、数年間に東京支部が出来たばかり。
通常毎月、ベイエリアのあちこちで数件（10件ほどかな？）のプレゼンが、午前中だけであるのだけど、半年に一度もっと大がかりなイベント、Angel Capital Expoというのがあってこれは一日がかりで15社前後が投資家に向けてプレゼンする、というもの。投資家はいわゆるベンチャーキャピタルのファンドと違って、富裕層・事業化などの個人投資家であります。
「一石二鳥ベンチャー」、Phytonix
それで今回、どんなベンチャーが面白かったかというと、一つはいわゆる「クリーンテック」のベンチャー、Phytonixというのがありまして、ごくごく簡単にいってしまうと、工場や発電所から排出された二酸化炭素（CO2)を集めてきて特殊な微生物を使って光合成によってブタノールを生成させ、それを工業用に売る、というもの。
つまり、CO2排出を減らして「環境に良い」だけでなく、結果として出来たブタノールはかなり市場での需要が多いため、ガロン辺り＄1.95で生成できそれをホールセールでガロン約＄5.75で売れる、とのこと。
もちろんそこに至るためにパイロット・プラントを建てて運営したり、その為にコストがかかったり、色々ハードルはあるのだろうが、わたしはこういう、「地球にいいことしてるだけじゃなくてうんと儲かっちゃうんだぞ」てきなベンチャーは大好きなので是非応援したい。
今日も、この会社のCEOを囲んでのテレカンで追加説明を受けたのだけど、できれば是非日本からも参加してもらって応援したいと思います。
どなたか・・・ご興味ある方いませんか？プラントに向いているのは中規模以上のCO2排出があってなんとかしたい、というところ。今のところ米国とヨーロッパで話が進んでいるのは天然ガス・石炭発電所だそうです。ご興味あれば是非連絡くださいね！
（今のところ私自身は利害関係なく、手弁当応援状態です。）