「12 Week Year」とコーチ
更新日:2021年12月13日
少し前にビジネス部門でのベストセラーになった「12 Week Year」という本があります。
(今調べたら日本語版も出ていました。「12週間の使い方」というタイトルでした。) この本には、通常の、年間目標を使った目標設定では10人中8人の人にとって目標達成にはあまり効果がないと出ています。 これは一つには目標を実行してそれができたかどうかを確認し、次の計画に役立てるというサイクルにとって1年間では長すぎるということのようです。 1年間あるとつい「時間がたっぷりある」と認識してしまい逆に最後の年度末近くになって超忙しくなると言うサイクルの落とし穴に落ちてしまう。 というわけでこちらの本では12ヶ月ではなく「12週間サイクルで」目標を設定し、その一週ごとにするタスクを実際のスケジュールに落としこんでいきます。 といっても、12ヶ月かかるものを12週間に押し込むために残業や長時間勤務で働けという、ブラック企業のようなアイデアではなくそのやり方をひとつひとつに落とし込んだごくまともな本です。 コンサルタント仲間でもこの本から自分で学んで実行してうまくいっているという人もいます。 しかし(私の場合の)問題は・・・ 一人でこれを実行しようとすると、ついやることのリストを過大化し過ぎて、結局終わらなかったり、というような問題が起きてきます。また12週間の途中でフォーカスが変わって脱線したり。 そこで最近、友人でこういったことのコーチングをしているジュディ・ダンに頼んで3か月のコーチングをしてもらうことにしました。 ジュディのプログラムは12ウィーク・イヤーをそのまま使ったものではなく彼女独自の工夫をしてあり、それでも一週間ごとにチェックしていく12週間のプログラムとなっています。 コーチングを受けてみて、自分が事業コンサルタントとしてはプロでも自分の作業の能率化のプロではない。やはり餅は餅屋だということで効率化のコーチにはそれなりのノウハウがあるのだな、と実感しました。 もう一つは、自分だけではなく他の人が毎週客観的にチェックしてくれる。それによって自分がするべきことを確認して安心してその週の作業をこなすことができる。 英語では「アカウンタビリティ」という言い方をしますが自分自身に対して責任を持つだけではなく誰か他人にチェックしてもらうということがやはり必要なのだなと思いました。 ジュディのプログラムは実際に壁にポストイットを貼っていくので今、私のオフィスの後ろ側はこんな感じになっています。
ジュディのHPはこちら。 https://avidatwork.com/
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