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執筆者の写真Chako

CB Insightによる AI 100 まとめ

更新日:2020年6月6日


昨年に続いてこの年末も、リサーチ会社のCB InsightsがAIにおけるベンチャー企業トップ100社を発表しています。12月に発表されましたが、年初から色々なメディアで引用され、今年はどんな分野・どんなアイデアの企業が注目されているかの傾向をフォローするには良い材料かと思います。

100社の概要

100社のうち、資金調達額が最も多いのは中国に本拠を置くByteDance(Toutiaoとして知られている)で、これまでに$ 3.1Bを調達しています。 国籍としてはフランス、イスラエル、スペイン、カナダ、台湾、日本、英国を含む9カ国からのスタートアップが選ばれていますが、大多数が米国に集中しており、76%は米国内の13州に本拠地を置くベンチャー企業です。

評価額的には中国のAIベンチャーが傑出しており、中国の8社のうち5社が10億ドル(約1千億円)の評価額をもつ、「ユニコーン」と呼ばれる企業となっています。

トップカテゴリー

サイバーセキュリティ サイバーセキュリティは昨年のEquifaxの例で1億4000万人の個人情報が侵害されたように年々規模も大きく、手段も多様化しています。その為、AIを用いての防御のニーズも大きく、AI-100企業のうち11社は、異常検出からウェブセキュリティまで、さまざまなサイバーセキュリティの側面をカバーしています。

医療・ヘルスケア

次に多いカテゴリーがヘルスケア。画像、診断、バーチャルアシスタント、遠隔モニタリング、病院内ケアなど様々なアプリケーションがあります。AIヘルスケアの分野では現在、新ベンチャーの参入のスピードが記録的に伸びています。

エンタープライズ

100社のうち8社が「エンタープライズ」分野ですが、これは例えばアマゾンのような大企業に使われるシステムです。 しかし、大企業がAIを使ってできることは様々なので、これをひっくるめて「領域」説いてるかどうかは疑問ですが。 この「エンタープライズ」分野の注目企業の例としては、深層学習(Deep Learning)の草分けと言われるElement AI。 また、日本からの数少ない企業として入っているLeapMindもこの分野に入ります。

以上が簡単なまとめですが、原文記事(100社の簡単なリストもあります)は

です。


また、100社のうちに選ばれたAfinitiが自社サイトで、29ページにわたるAI100社のレポートを公開しています。

https://www.afiniti.com/wp-content/themes/afiniti/assets/pdf/AI-100-2018-CB.pdf


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著者について

 

 

在米30+年、サンフランシスコ近郊在住の金融戦略コンサルタント。主に日本の金融業向けに米国フィンテック事情・フィンテック・ベンチャーを参考とした金融イノベーション戦略、ベンチャー提携サポートを提供。

証券・銀行・投資業務・フィンテック・ベンチャー参加を経て独立。

東京外国語大学卒業、スタンフォード大学MBA。

 

ダイエットに苦戦中。

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