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コロナを経てますます必要な新規事業発見の方法3つ

更新日:2022年3月21日

ビジネスの新しいアイデアが尽きたと感じたことはありませんか? 日常の業務をこなしつつ、新事業・新製品のアイデアを出し続けるのは難しいことです。


ですが、ブレインストーミングや選択肢を整理する方法はいろいろあり、これを取り入れることである程度体系的に、しかも効率的にアイデア出し・アイデアの整理をすることはできます。


この記事では、新しいビジネスのアイデアを生み出すための戦略、ヒント、コツを、実践的な方法のうち3つの例をご紹介します。



Photo by Leon on Unsplash



ブレインストーム


市場でうまくいきそうなアイデアを、頭に浮かんだもの全てリストアップすることから始めます。


成功に導くアイデアの手っ取り早い方法の一つはもちろん、同業他社、特に業界トップの会社や、業界の中で最も革新的とされている企業の例をできるだけ読み、取り入れられそうなアイデアは取り入れることです。


ただ、日本国内の業界他社であれば、日頃新聞記事などでも目にしていると思いますが、その他に海外、特に米国などの革新的企業が取り入れている手段を考慮するのが非常に有効です。


シリコンバレーのGAFAなどの大手ハイテク企業はもちろんですが、米国の古くからある企業でも、革新的な手法や技術をいち早く取り入れて成功している例は多くあります。



他の業界からインスピレーションを得る


異なる業界をリサーチすることは、新しいアイデアを思いつくのに最適な方法です。例えばあなたが会計士であれば、レストランでは特売品をどのように宣伝しているか、セキュリティサービスではどのような技術を使って顧客サービスを行っているかなど、研究してみましょう。他の分野の研究をすればするほど、新鮮なアイデアが見つかるかもしれません。



「What if?」の質問を常に取り入れる


「What if?」は「もし……だったら?」という質問ですが、これは制約や先入観を取り除くのに役立ちます。


私たちは日頃何かを考える際にどうしても、まず前提として制約を先に考えてしまいます。例えば「事業部門の予算はこれこれだから、これしかできない」とか、「自分の会社にはこういったテクノロジーはないのでできない」とか、そういった制約から先に考えてしまうのです。


これに対し、以前スタンフォードのデザイン思考のワークショップへ参加した際、実際に試した一つがこの「What if?」を質問し、先入観や制約をなくすことで、より広いアイデアを出すことでした。


例えば、レストランの顧客サービスのために何か娯楽を提供する上で、「もし予算の上限が100万円だったら」というような発想です。


中小のレストランなので、実際にはそれほどの予算をかけられませんが、予算の上限を最初に取り払うことで、それに制約されない様々なアイデアが出てくる。それをもとに、同じようなアイデアで予算内で出来るものがないか

を再びブレインストーミングする、といった作業を行いました。


また、「テクノロジーがないから」という制約も、「たまたま今は社内にない」というだけで、米国のベンチャー企業ならそのテクノロジーが「ある」という前提で事業計画を立て、足りない部分は他社から買う、提携する、技術者を引き抜く、などの手段で調達することが定石となっています。



結局、色々試すことが必要


新しいビジネスアイデアを思いつくことは、必ずしも簡単な作業ではありません。


こちらの記事に上げた3つの方法は、数多ある手法のうちのごく一部であり、こういった手法を柔軟に試しながら、各企業・事業部に最も合った手段を取り入れていくことが、結局は最短の道となることが多いのです。




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著者について

 

 

在米30+年、サンフランシスコ近郊在住の金融戦略コンサルタント。主に日本の金融業向けに米国フィンテック事情・フィンテック・ベンチャーを参考とした金融イノベーション戦略、ベンチャー提携サポートを提供。

証券・銀行・投資業務・フィンテック・ベンチャー参加を経て独立。

東京外国語大学卒業、スタンフォード大学MBA。

 

ダイエットに苦戦中。

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