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  • 執筆者の写真Chako

シリコンバレー視察ツアー

更新日:2020年6月6日


数日前に、シリコンバレーの視察旅行であればツアー業者を活用したら良いのではないかというブログに書いたシリコンバレーツアーですが、昨日早速エノテック・コンサルティングの海部さんと一緒に会いに行ってきました。


サンマテオの橋の近くに事務所があるのですが、多分10人から15人でやっている結構まともそうな会社で、7年前にスタンフォードのエグゼクティブ(管理職)教育プログラムのディレクターをやっていた創業者が、大学内だけでの管理職の研修だけではなくて、シリコンバレーのいろいろな企業を訪問して話をしてみたいというニーズが多いので、独立して始めた会社だそうです。


基本的に本業はエグゼクティブトレーニング・管理職の研修ですが、プログラムは大きく分けて3つあり、

1)特定の企業に頼まれて作成するカスタムツアー

2)各セクターに向けて3ヶ月に一度の割合でスケジュールしているマルチ クライアント・ツアー(5日間、一名$10,000前後)

3)毎週金曜日に1日だけの軽い体験ツアー

というのをやっています。


一番お手頃な($500未満)金曜日のツアーでも、例えばアップルであれば、通常視察ツアーでは本社のアップルショップに行って終わりということも多いところ、一応本社の(PR担当?)の方が出てきていろいろ会社について説明してくれると言うことで、まぁ1ランク上かなという気がしました。


確かにGoogleなど、超人気がある企業にアポを取って時間をとってもらうというのは簡単ではないのですが、7年間付き合っているのでかなりの会社にコネがあるということでした。


画像:Silicon Valley Toursより

以下が主な(2)のマルチクライアント・プログラムの案内です。


The Digital Future of Insurance -


Navigating FinTech Disruption -


The Secrets of Investing in Technology Startups -


↑ これは特に面白そう。シリコンバレーには、スタートアップ創業者向けに「どうやって資金調達するか」というセミナーや教育はゴマンとあるのですが、ベンチャー投資家になるためのセミナーというのは聞いたことがない。まあ、VCにすればそれぞれ独自の投資法があるので「教育なんてされても」という沽券に関わるのかも知れないけど、外国企業からの提携投資担当には参考になるかも。どこまで教えてくれるのか極めて興味あります。


The Secrets of Innovation Culture -


The Future of Transportation -


The Digital Future of the Oil & Gas Industry -


Leading Digital Transformation -



印象としては、特にデジタルトランスフォーメーション等の管理職研修は、まだシリコンバレーの方針があまり定まっていない時点でざっと研修してもらうにはいいかなという気がするのですが、カスタムでツアーを作ってもらうのははやりそれなりに費用もかかるので、まずは金曜のツアーに出てみて内容の感触を得るって手もあるかと思います。



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著者について

 

 

在米30+年、サンフランシスコ近郊在住の金融戦略コンサルタント。主に日本の金融業向けに米国フィンテック事情・フィンテック・ベンチャーを参考とした金融イノベーション戦略、ベンチャー提携サポートを提供。

証券・銀行・投資業務・フィンテック・ベンチャー参加を経て独立。

東京外国語大学卒業、スタンフォード大学MBA。

 

ダイエットに苦戦中。

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