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新規事業のアイデアには「アイデア」を出してはいけない

更新日:8月4日

数ヶ月前なのですがコンサルティング会社の PwC に、コロナの拡大に従って新規事業開発関連の相談が増えているという記事がありました。


最近では長期的に企業の強みを育てる取り組みよりも、すぐに収益を上げるための、社内発の新規事業アイデアを重視しているということでした。

ところでシリコンバレーを中心とするスタートアップの起業のアイデア発想法から、日本企業でも新規事業開発のアイデアに役立つものも多いと思います。


そこで今回、米国でおそらく最も成功しているアクセラレータであるY Combinatorの創業者であるポール・グラハム氏によるスタートアップの起業アイデア出しという少し長いブログを参考に「成功するベンチャーの起業アイデア」を考察してみました。



アイデアを考えてはいけない


まずちょっと逆説的ですが起業のアイデアを思いつく方法はアイデアを考えることではない。アイデアを出すのではなくてまず解決すべき問題を探すことだ、と行っています。


特にその解決すべき問題が自分自身が身近に持っている問題であれば尚良い、ということです。


例えば最近 IPO した著名なベンチャーである AirBnB の例では、創業チームのメンバーがあるカンファレンスに行こうとしたところ、その周りのホテルはすっかり押さえられてしまっていて予算内で予約が取れる宿泊設備がない。


それで、こういった悩みは他の人にもあるのではないかと考え、個人の家の余っている部屋やソファーなどをカンファレンス参加者に貸し出そうとしたのが発端です。


それが今ではリゾートホテルに対抗する、バケーション貸別荘の予約まで含めた最大手の宿泊シェアリング企業となりました。





画像:AirBnB




優れた企業アイディアの三つの共通点


上記ブログでは、極めて優れたスタートアップのアイデアには三つの共通点がある、としています。

  1. 上記のように創業者自身がどうしても解決したい問題があること

  2. できれば最初のプロトタイプを自分で作れること

  3. その解決法の価値にまだ他の人が気づいていないこと

この3番目については賛否両論があるところで、他の人が全く気付いていないユニークなアイデアで先行者がいないことは必ずしも成功の条件ではない、としているベンチャー投資家も多くいます。


ですが Microsoft、Apple、Yahoo、Google、Facebookは全て条件上記の方法を上記の条件を満たした方法で始まっているそうです。


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著者について

 

 

在米30+年、サンフランシスコ近郊在住の金融戦略コンサルタント。主に日本の金融業向けに米国フィンテック事情・フィンテック・ベンチャーを参考とした金融イノベーション戦略、ベンチャー提携サポートを提供。

証券・銀行・投資業務・フィンテック・ベンチャー参加を経て独立。

東京外国語大学卒業、スタンフォード大学MBA。

 

ダイエットに苦戦中。

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